OriginalBox Garage Report 2005-002

3月某日 GC-8ミッションO/H

T氏のインプレッサ

  本日は常連?T氏のインプレッサGC-8のミッションをオーバーホール……というより修理した。
 T氏のインプレッサはダートラ車で、今シーズンのイベントが始まる前に、リハビリ?をかねた初の練習会に参加したのだが、走行2本目にミッションを壊してしまったのだ…残念!!
 あえなく今シーズンの初練習は終了。なんとか生きているギヤだけで走行し、オリジナルボックスへ辿り着いたが、はたして本番までに間に合うのか?



 

きれいに2速ギヤが……

 ミッションを降ろしてケースを割ってみると、2速ギヤ1枚だけがきれいに欠けている。他のギヤには影響なく、さすが壊し方がうまい!!
  だが、よくチェックしてみるとメインシャフト側にも亀裂らしき影が……。泣く泣くメインシャフトも交換、やや気になっていたシンクロもこの際交換し、結局結構な出費となってしまった。
 今後はミッション壊さないよう慎重に!!
 今シーズンもがんばってポイントGETしてください!!

3月某日 Ford Focus に ベルコ・パワーウレタン補強

 今日はフォード・フォーカスに「ベルコ・パワーウレタン」によるボデー補強を行なう。
 この車種にパワーウレタンを施工するのは初体験。通常は、以前の施工データを参考に、実車を確認しながら作業するので気が楽なのだが、施工経験のない車種の場合は、サイドシルとその周辺の構造を調査することから作業を始めることになる。面倒な構造でなければいいのだが…。


まずは荷物を降ろして……

サイドシル周りの穴を確認しマスキングする

 まずはサイドシル周りの穴という穴をすべてマスキングする。当然下からもチェック!!写真のようにペンライトでサイドシル内部を照らすと、どこに穴が空いているかを判断しやすい。
 次にサイドシル内部の構造を確認し、ウレタン液を注入するための口を空ける位置を決める。最近の車はシルの内部がガセット(仕切り板)などでいくつもの部屋に分かれていたりと、複雑な構造になっている場合が多い。そのような場合、ウレタン液を注入する順番、位置を間違えると、しっかり充填しきれない場所(部屋)ができてしまうので要注意だ。
 また、水の流れる経路は目視では簡単に分からないことも多いので、実際に水をかけて確認する。
 
今回の車はサンルーフ付きで、サイドシルの前側と後側、各2箇所に水が流れる構造になっていたので、左右合わせて4箇所の水抜き穴が必要になった。
 世間の一部には、「サイドシルにウレタンを充填すると水が抜けなくなって、車内に水が溜まったり、錆びたりする」などという声もあるようだ。しかし、言わせてもらえば、それはボデー内部の構造を正しく理解しないまま、不適切な施工を行なった結果に他ならない。なにしろベルコ・パワーウレタンは吸水性がないので、適切に施工すれば、かえって錆びにくくなるのだから。
 


注入作業開始!!
 ボデー構造の見極めと水抜き対策が決まったら、最適な位置にウレタン液の注入口を空け、周囲を入念にマスキングする。発泡ウレタンが直接ボディーに着いてしまうと、なかなか後が面倒なことになるので、広めにマスキングしておく必要があるのだ。
 同様に、車内も完璧にマスキングしておく必要がある。ウレタンが発泡する勢いは予想外にすごいので、車内であふれた場合は後始末がとても大変なのだ。したがって、注入前にマスキング等の事前準備にはかなりの時間を掛ける。
  今回は初めて施工する車種ということあって、ここまでで4時間以上の時間をかけて作業している。

 シル内部に適切な量のウレタン液を注入し、確実に発泡していることが確認できたら、ある程度まで硬化が進むのを待つ。硬化したらマスキングを取り除き、注入用に空けた穴の断面に錆止めとテーピング等の処理を施し、外した内張り等を元に戻せば作業は終了だ。
 今回は初めて施工する車種であること、加えてサンルーフ付きの車両だったことから、慎重の上にも慎重を期して作業を行なう必要があった。そのため、お客様をかなり遅くまでお待たせしてしまい、たいへん申し訳なく思っていたのだが、後日メールで大変ご満足いただけた旨のインプレッションをいただけたことで、ホッとひと安心できたしだい。

3月某日 こんな作業もやってます編

キャリパー交換

  本日は、GC-8インプレッサのフロントブレーキキャリパーとローターを交換した。
  部品はブレーキフルードも含めすべて持ち込みで、16インチから15インチにサイズダウンという珍しい内容。使用タイヤの関係だろうか? それとも前後ブレーキバランスの関係か? まあ、理由はどうあれリクエスト通りに、確実に作業を進める。
 当然、エア抜きもお忘れなく…。


 

 

銅2層ラジエターはなかなか優れもの

 お次はGC−8のラジエーター交換!!
 冷却水(クーラント)が漏るとのことでチェックしたところ、純正ラジエターのプラスチック部にクラックが発生している! オーナーと相談の上、ラジエター本体を交換する運びとなった。
  純正ラジエーターの新品は結構高価な事と、使用用途を考えて、今回は自己放熱性に優れている銅2層タイプを使う事とした、どうせ外すので、メンテナンスの意味も含めラジエーターホースも当然交換だ。
 ついでにデフオイル交換も・・完了!!

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