OriginalBox Challange to
TARGA TASMANIA 2004


5月2日(日) レグ5


クイーンズタウンでマイケルさんと

雪のコース
 総合29位、カテゴリー(年代別)10位、クラス(排気量別)9位。今回の結果である。総合優勝はスバルインプレッサWRX。2位がR34スカイラインGTR、3位にポルシェという結果だった。天候の悪さが4輪駆動に有利に働いたこともあったと思うが、スバル初優勝である。

 最終日は今回最長47.24kmのTS41Mount Arrowsmithや、33.24kmのStrahan、最速のTS43Ellendaleを含むタルガ・ステージ147.5km、トータルで517.6km走る、5日間で最も長いコースである。
 残念ながら、雨の中でステージが始まった。5日目でタイヤも減ってきており、水たまりに乗ると、簡単にハイドロプレーニング現象を起こしてしまう。十分な注意が必要だ。

  何箇所かヒヤッとしながらも、TS36Hellyer Gorge15.42kmとTS37Mount Black8.62kmを無事にこなし、TS38Rosebery17.424kmのスタートへ行くと、「コースコンディションが悪いのでツーリングステージにする」という。雨もそうだが、霧も出ていた。国政さんの好きなコースだけに少々残念だ。
  雨脚は強くなったり弱くなったりしていたが、次のTS39Strahan33.24kmは実施された。ここも国政さんの好きなコースのひとつで、「2箇所ハッとした」ところがありながらも、「5速で7,000rpm以上回っていたから、200km/hを超えていたぞ」というハイスピードステージだった。

 ここまでが午前のステージで、この後Queens Townで昼休みとなった。プロローグに応援に来てくれたMichael(マイケル)さんがここにも顔を出してくれた。彼が来年どんな車で出場してくるのか、楽しみだ。
 TS40Queens Town6.39kmは町外れをスタートして山に登っていくコースだが、走り出したとたん、「白いぞ」と国政さんが言う。何のことかと思って顔を上げると、いつの間にか雨からあられに変わっていたのだ。滑り易いわけである。

 そして今回最長のTS41Mount Arrowsmith。途中スピードを殺すために設けられたシケインが3箇所にある。この区間では2台抜くことができた。コンディションが悪い、長いコースになると、国政さんのうまさが光ってくる。
 ここをゴールすると驚いたことに、コースが白くなっていた。ついに雪になったのだ。幸い傾斜がきつくないので何とか走り抜けられたが、もう少し遅かったら、ほとんど溝がなくなった舗装タイヤを装着した競技車は、通過できなくなっていたかもしれない。ツーリング区間では時々太陽も顔を出すことがあるのだが、おかしな天気である。


ニューノーフォークのゴールで
応援の高口さん新井さんと

 水力発電所の脇を駆け抜けるTS42Tarraleah7.7kmを無事にこなし、最もスピードの乗るTS43Ellendale9.9kmに向かう。ここのコースにはスピードを殺すためのシケインだけでなく決められた平均速度以下で走らなければならない"Speed Zone"が今年から試験的に設けられた。スタートから4.25kmの地点から5.25m地点までの平均速度が120km/h以下、すなわち1kmのこの区間を30秒以上で走らねばならなかった。もしこれ以上速い場合は10分のペナルティーを取られることになる。スピード対策としてシケインを設けてみたものの、あまり効果が無かったことから考えられた方法ということだった。

  できれば5.25km地点をちょうど30秒後に加速しつつできるだけ速い速度で駆け抜けるようにすべきである。日本のラリーコンピューターがついていれば事は簡単だったのだが、今回は単なるトリップしかつけていなかったので、僕がストップウォッチでカウントダウンし、国政さんがそれを聞いてスピードコントロールするようにした。5.25km地点の300m手前から100m間隔でゾーン終了まで看板が置いてあるということだったので、この方法で十分だと思っていたのだが、実際に行ってみると看板が無く、予定通りに加速しつつ駆け抜けることはできなかった。しかし結果からすると、ここで10分のペナルティーを受けたものは居らず、主催者の意図した速度制限は、成功したといえる。


Hobartのゴール後

  最終のTS44New Norfolk1.58kmはコースコンディションが悪いことを理由に取りやめになったため、最後はあっけなく終わった。

  Hobartのゴールでは、サービス隊が用意してくれたスパークリングワインをゴールランプで抜き、無事完走を祝った。

 今回のラリー出場にご協力いただいたすべての皆さんに、この場を借りてお礼を申し上げたい。
 
 どうもありがとうございました。