OriginalBox Challange to
TARGA TASMANIA 2004


4月24日(土) レグ5のレキの後、RX-7と対面

 レキ2日目の今日は、最終日であるレグ5のコースを下見した。レグ5は本番でも朝早くスタートし、ゴールに着くのは暗くなってからになる。下見にも時間がかかりそうな上に、今日泊まる宿も判っていない。そんな状況を考えて、6:20にBurnieの宿を後にした。
 最初のタルガ・ステージ(一般のラリーで言うSS(スペシャルステージ)にあたる)Hellyer Gorgeは、1級県道とでも言うべきA10を走る。流石にタスマニア島に1本だけある国道(ハイウェイ)にはタルガ・ステーsジはないが、日本の国道に相当するような道で競技をするのである。日本人には信じられない設定だ。
 Hellyer Gorgeのスタート地点に行くと、周囲の山が火事のあとのようになっていた。「浩平は知らないかもしれないが、開墾した後に木の根っこを掘り起こして、これを燃やすんだ。」と国政さんが解説してくれる。そういえばこの辺りを走っていると、大きな木材を満載したトレーラを見かけることが多い。木を切り出した後、山焼きをしてその後に植林をするんsだろう。

トレーラによる家の引越

 本日3個目のタルガ・ステージは国政さんお気に入りのRosebery。町の真ん中をスタートするこのコースはスピード感があり、楽しめる17.4kmのコースである。ペースノートを作りながら走っていくと、道の真ん中にパトカーのような車がとまり、こちらから走っていく車を脇に寄せている。よく見ると赤色灯の間に"Over Size"と書いてある。「後5分したら大きなトレーラが来るから道の脇に止まっていろ!」と言う。「これは面白いものが見られるかもしれない。」と期待して待つと、なんと家を半分に切ってトレーラで運んできた。道の脇に止めていた車がビビッてさらに脇へと避けるほどに迫力のある運搬方法だった。

 

タスマニア島の西の海
 話は変わるが、僕はこのレグ5のコースが最も好きだ。「この日のステージが一番景色に変化があって面白いと思いませんか?」と聞くと、国政さんも合意してくれた。天気も回復してくれたので、そんな意味でも景色を楽しめ、「タスマニアに来て良かった。」と感じさせてくれる。森のようなところを走っていたかと思うと、周囲に見える山の頂が平らに揃ったs平原のようなところを走る。木々の形も杉のように真直ぐ伸びた林もあれば、「こんな木じゃ柱は作れないな。」と思うようなグニャグニャに曲がった木の生えたところもある。
 次のタルガ・ステージのスタートのStrahanが近づくと目の前に海岸線が広がった。タスマニアの西の海である。つい先ほどまで山の上を走っていたのに、今度は海岸線まで降りてきたのである。

山の頂が平らに揃った山々

海岸線を走る

 ここも国政さんお気に入りのコースで、前回'99年にAW11MR2スーパーチャージャーで来た時のビデオを何度も見てきたらしい。33.2kmとレグ5で2番目に長いコースである。


Queens Townの鉱山
 次は鉱山の町Queens Town。本番では昼食を摂ることになる町である。前回よりも町に近いところからのスタートとなった。タルガ・マイスターの小林和久二郎さんが、ほとんどブレーキを使わずに約6kmのコースを走りきったというコースである。もっとも、慎重な国政さんはしっかりとブレーキを使って走ったが。スタートして少し走ったところで、右手に滝があるのを見つける。既に2回走ったコースだったが、本番中はまったく気がつかなかった。レキ(下見)ではこんな風に景色も楽しめるのがうれしい。

 そして今回最長のタルガ・ステージとなるMount Arrowsmith。前回より3.3km短くなったものの47.2kmもある。長いコースだけに前後の車に追いついたり追いつかれたりする可能性が大きい。前回はパワー不足で、なかなか前を走るボルボが抜けずに苦労したところだ。今回は前2回に比べずっとパワーアップしたRX7だが、周りの車も同じような車になるだけに、よりハイスピードでの追いかけっこになるわけだ。
 次のTarraleahは水力発電所の脇を通るコース。ここで発電所に突っ込んだりしたら、タスマニアの電気が止まってしまう。そんなことがロードブックに書いてあるところが、タスマニアのオーガナイザーのジョークの効いたところだ。
本番で最後から2個目になるEllendaleは湖畔からスタートする最もアベレージスピードの速いコース。もっとも今年はいろいろなところにシケインが設置されているので、従来とは違った結果になるかもしれないが。



1号線にかかる可動橋
 New Norfolkの街中の1.6kmのタルガ・ステージをチェックして、佐々木さんたちの待つLauncestonに向かった。途中川面ぎりぎりに架かっている橋があった。「これじゃ船は通れないな」と思ってみると、勝鬨橋のような可動橋になっていた。動きは少々違い橋の真ん中部分が上下に動くようになっていた。

 懐かしいLauncestonの町に着き、早速宿探しにかかる。ヘッドクォーターに立ち寄ると、あっさりと教えてもらえた。5時ごろホテルに着くと、我がRX7が停まっていた。日本から持ち込んだ国政さんの特製ショックも佐々木さんたちの手により装着されていた。ベースが青だったらまるでシェビー・コブラのようでもあるが、白いストライプが2本入った赤のRX7は、カラーリングもせずに出場した前2回には比べようもなく速そうに見えた。いよいよ明日は車検である。